足に合う靴の見つけ方

フットケアにいらっしゃる方の中には「自分に合う靴がわからない」とお悩みの方がたくさんいます。

「あの靴を履いてから足が痛くなった…」

靴がきっかけで足トラブルが起きているケースは非常に多いのです。

あなたは自分にぴったり合う靴を見つけるコツを知っていますか?

靴やさんでは何を重視していますか?

たくさんの靴が並べられた靴屋さん。

夏のサンダルシーズン、冬のブーツシーズンが近づくと、新しい靴を見に行ってどれにしようか迷っちゃいますよね(^^)

目移りしてしまうほどたくさんの靴を目の前にすると、ほとんどの方が「自分の足に合う靴を買おう」と思って行ったことを忘れてしまいます。

「これ素敵!あの服に合いそう!」そんな風にデザイン重視で選んでしまうこともよくありますよね。

ただ、思い出して欲しいのです。
「今までと同じような買い方をしていてはまた足を痛める靴を増やすだけ」

どんなに素敵な靴でも痛みが出る靴はどうせ履かなくなり、お蔵入りしてしまうのです。

靴を買う前に知っておかなければいけないこと

靴を買う前に知っておかなければいけないことは、まず自分の足の特徴。

外反母趾気味
扁平足
かかとの角質がよくつく
魚の目のあるいちが左右で違う

足に今現れているサインを見逃さなければ、履いてはいけない靴や選んではいけない靴もわかるようになるのです。

また、これらの足のサインをもとに体の痛みや慢性的に疲れやすい部分を関連づけてみると、今後どのような痛みが出やすいのかがわかります。

そうならないための靴選びができると、体を守ることにも繋がるのです。

知っておきたい3つのサイズ

自分にぴったりな靴を探すときに知っておきたい3つのサイズがあります。

足の長さ、幅、幅を測った周りのサイズです。

足の長さ=足長(そくちょう)
足の幅=足幅(そくふく)
幅の周りのサイズ=足囲(そくい)

ほとんどの方が足長だけで靴を選んでいると思いますが、それが失敗する原因です。

足幅や足囲は靴選びの時、靴の許容サイズを知るうえでとても重要です。

足長・足幅・足囲は目安として覚えておくと便利

23センチの足長の方は、「23」と表記のあるものしか履けないと思い込んでいます。

しかし、足幅や足囲のサイズも加味するともっと色々なサイズのものも履ける可能性があるのです。

一番見慣れている足長以外についてお話しします。

足幅が大きくなるのは危険

足幅は足の横幅のことですが、正確には親指の骨の出っ張りと、小指の骨の出っ張り部分のことを言います。

足のサイズは大人になると大きな変化はありませんが、この足幅は変化することがあります。

しかも、大きくなります。

その原因は、足裏にある横アーチの崩れです。

横アーチが崩れるといわゆる幅広になりますが、幅広足は外反母趾を引き起こす原因となります。

また、足幅が大きくなると足の痛みを避けようとして幅の広い靴を選びがちになりますが、これがますます足の変形を促します。

大きい靴は選ばないように、そして、幅広にならないように日頃から気をつけなければいけません。

信じてはいけない足囲

次に肝心な足のサイズが足囲です。

足囲はワイズやウィズと呼ばれていて、数値として定められている目安があります。

EやEEなどアルファベト表記が足囲になります。

お手持ちの靴のそこをみるとアルファベットが書かれている靴もあるかもしれません。
見てみてくださいね(^^)

数値は靴を作る際、元の型となる木型の基準にもなっていますが、デザインが違えば型も変わるので、同じメーカーやブランドを選んでも誤差が生じます。

23センチのEワイズで同じブランドで買ったとしても、全く同じものではないのです。

このとき大事にしたいのは足入れの感覚。

数値を知ることは大切です。
目安になります。

しかし、あくまでも目安です。

「数値があっているから痛くてもこの靴が一番合う靴なんだ」と思わず自分の感覚をしっかり覚えておくことが重要になってきます。

この感覚がわかると、ぴったりサイズときついサイズの差がわかるようになります。

ぴったりの感覚がわからないときは

ぴったりサイズを知るのは正直とても難しいです。

そんなときは足のプロに靴選びをお手伝いしていただくことをオススメしています。

ここまで足や靴について話している私も、靴のプロに頼って合う靴を購入しています。

とても細かい話をすると、靴を履いて下を向くと歩くときとは重心のポイントがずれるので靴と足の間に隙間ができてしまうことがあるのです。

また歩き姿を見てもらうと、変に足に力が入っていることも靴のプロなら見抜いてくれます。

この小さな小さな隙間や違和感が後々痛みになるので、自分で見極められないときはぜひ靴のプロにお願いしましょう。

靴のプロはどこにいるの?

靴のプロは、シューフィッターさんです。

デパートや百貨店には必ずいらっしゃいます。

足のサイズを測ってくれて、特徴を掴んで、合う靴を提案してくださいます。

靴選び初心者なら絶対頼るべきです。

「デパートや百貨店だと値段が高いですよね…」と言う方がいますが、足に合う靴はメンテナンスをして履くととても長持ちします。

安い合わない靴をたくさん買って体を壊すのとどちらがいいでしょうか?

自分の体は一番大切なはずです。

それを忘れず靴を選んでくれる方が増えると嬉しいなと思います。(^^)



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