インソールは靴と足の柔軟性を見る

フットケアをしていると良く「インソールを入れたほうがいいですか?」と聞かれますが、皆さんはどう思いますか?

私は足の勉強をしてきているので、インソールを入れるべき人、入れないほうがいい人、入れるにも条件のある人がわかります。

また、インソールの役割をわかっていなければ、なぜインソールを入れないといけないのかもわかりません。

インソールを入れようか迷っているあなたのためにわかりやすくお話ししますね(^^)

インソールの3大役割

インソールには大きく分けて3つの役割があります。

自分がどの役割を求めているのかで選ぶべきものがわかってくると思います(^^)

足と靴のフィット性を高める

まず一つ目は、足と靴のフィット性を高めること。

この段階の方は
・靴擦れが起きる
・かかとがパカパカしている
・靴の中で足が前滑りしている
このようなことが日常の中で起こっているはずです。

歩くときに足と靴がフィットしていないとたくさんの筋肉を使って歩くことになり、とても体が疲れてしまうのです。

仕事のあとは足がパンパンになる!むくみがひどい!という方はフィット感を高めることでより疲れにくく美脚を保てるのです。

 

フィット感を高めるために必要なパッドの厚みはおよそ3㎜ほどです。

パンプスであればジェルインソールが使いやすいでしょう。
洗って繰り返し使用できるのも大きなポイントです!

 

ただ、フィット感を高めたいときに注意することは『1㎝以上のスペースがないか』ということです。

インソールや矯正靴のプロでも1㎝以上の調整はフィット感が高まらないのでぴったり合わせるのは難しいそうです。

1㎝の余裕がある靴は、靴を購入する段階で選び方を間違えてしまった可能性が高いのでインソールを入れるのには不向きだと覚えておきましょう。

体のバランスを整える

2つ目の役割は、体のバランスを整えることです。

おそらくサロンにくる方の中ではここに当てはまる方が非常に多いと思います。

足裏のトラブルの多くは、足裏アーチのバランスが崩れていることと、足と靴があっていないことが原因です。

足裏のアーチを整えるためには自分の筋肉を使うことがとても大切。
でも足の筋肉をしっかり使えていない方が多いのです。

あなたは足の指がしっかり真横に開きますか?
足の指をグーパーすると足がつってしまうことはないですか?

当てはまる方は筋肉が思うように動かないので、まず動かすこと!

ストレッチや足趾トレーニングは毎日続けてくださいね(^^)

 

しかし、これは筋トレなので時間がかかります。
その間併用していくべきなのがインソール!

体操とインソールの相乗効果で足裏のアーチがしっかりと整ってくることを実感できるはずです。

足裏アーチのバランスを整えるためのインソールは、ポコポコとアーチの部分が山になっているインソールを選んでください。

これがないとアーチは整いません。

できれば履きたい靴と靴下でシューフィッターさんや靴やさんで相談することをオススメします(^^)

痛みを取り除く

3つめのインソールの大きな役割は、痛みを取り除くことです。

魚の目やタコの痛みは、フットケアを受けて今までお話ししたインソールを入れることで改善されます。

しかし、骨が原因の場合は医療の範囲にも入ってくるので、まずは現状の体を把握すること。
(病院の受診もこれに当てはまります。自己判断しないことも大切。)

そして、プロから適切な指示を仰ぐ。
これがもっとも安全です。

病院には義肢装具士さんがいるところもありますし、予約すると相談ができるそうです。

内科系の疾患が元でインソールを使わなくてはいけない事態もあります。

たかがインソールだと思わずに、健康に繋がることですから真剣に検討する必要がありますね(^^)

インソールは足と靴の柔軟性がとても大切

表題にもありましたが、インソールを選ぶ際には足と靴の柔軟性を測ることがとても大切です。

足首が硬ければ、それを補うための柔軟なインソールを。
靴が柔らか過ぎれば、体を安定させるための芯をもつ硬いインソールを入れる。
このようなこともあるのです。

特に、痛みを取り除くインソールとしてお話しした、病院で作成するようなインソールは体の柔軟性を確認します。

適当に選ぶと体が良くならず、痛めてしまうこともあるので注意して選んでくださいね!(^^)

選び方が難しいと感じるかもしれませんが、インソールはあなたの足に劇的な変化をもたらします!
ぜひその力を体感していただけたら嬉しいです(^^)



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